僕はこれまで、オリンパス、キヤノン、パナ、ニコンのデジカメを使ってきた。今使っているのはパナとニコンだ。そして、次に買うデジカメはニコンのD7000の予定である。先日発表されたJ1、V1も魅力的だが(特に赤いヤツ)、とりあえずはD7000である。一応横目で他のメーカーもチェックはしているけれど、多分、買うのはニコンだ。
では、なぜニコンなのか。デザイン?使い勝手?ソフト?アルバムサービス?品質?全部違う。
僕は、今使っているコンデジのP6000を壊したことがある。酔っ払って転んだ時、ポケットに入れてあったP6000の液晶を割ってしまったのだ。買い替えも考えたのだけれど、お金もなかったし、P6000を結構気に入っていたこともあって、修理に出すことにした。そして、戻ってきたデジカメを見てびっくりした。何がびっくりしたって、液晶保護シートを、わざわざ新しい液晶に貼り直してくれていたのだ。寸分のズレもなく。しかも、である。もともと貼ってあったシートなのである。なぜそれがわかったかって、液晶が割れた部分が、少し盛り上がっているのである。
ニコンのカスタマーサービスは、僕が勝手に買って、勝手に貼ったサードパーティの液晶保護シートを一度はがして、割れた液晶を交換して(もちろんこれは有償)、そしてもう一度はがした液晶保護シートを貼ってくれたのだ。これを見て、なんてすげぇカスタマーサービスなんだろうと感動した。この一件以来、僕は「デジカメを買うなら、まずはニコンで検討」と考えるようになった。
全然本質とは違うところかも知れないけれど、ニコンの修理対応は抜群に信頼できるし、だから、また買いたいと思わされる。だって、デジカメの性能って、どこかがずっとリードしたままなんてあり得ないでしょ。どんぐりの背比べで、ちょっとこっちが勝ってる、と思ったら、いつの間にか抜かれている。そんなのの繰り返し。それで、コンデジなら、3年ぐらいでどんどん買い換えれば良い。実際、僕も、コロコロ違うメーカーにしている。以前はメーカーを変えちゃうと、コンパクトフラッシュ、今度はSD、みたいにメディアがコロコロ変わってしまったけれど、今はとりあえずSDを使っておけば大丈夫だし。だけど、デジイチになるとちょっと話が変わってくる。レンズの都合があるから、一度買ったら、ちょっとやそっとじゃ卒業できない。今のD7000がキヤノンと比較して大きく見劣りするわけでもなく、それなら、D7000かな、と。
ということで、僕の場合は、もしミラーレスを買うならJ1とV1は要チェックだと思っているけれど、まずは、いまさらのD7000(笑)。
ディープなカメラファンならともかく、遊びで写真を撮っている人の意思決定なんて、こんなもんなんじゃないかな。