停止したエレベーターに閉じ込められた男女4人。さて、どんなドラマが、と思ってい観ていると、最初は心理劇。虚実が入り乱れていてどうなっているのかなー、と思っているうちに、映画の半分ぐらいでいきなり物語が終了。以後、ネタの解説がはじまるのだが、え?これで話が終わっちゃうの?と思ったらもちろんそんなことはなく、これが映画のスタートだったりする。
以後、何度も「へっ?」という事態が発生していきながらラストへ向かっていくのだが、そのどんでん返しの連続はなかなか面白い。が、その風呂敷は結局畳まれないまま。ちょっと、ちょっと、それじゃぁ、どうなっちゃうのよ、という宿題は山積みのままである。
軽いノリで最後まで観てしまえば、それはそれで良いのかも知れないけれど、たくさんの取り返しの付かないことを一体どうするんだよ、という感想が残ってしまう。
全体を通して軽い笑いで楽しめるけれど、作品としては問題が残ると思う。観終わったときはすっきりしない。評価は☆1つ半。