BSE:輸入制限や検査緩和を検討 厚労相表明
どうしてこうやってバカなんですかね。不思議で仕方がない。最もバカなのがこれ。
東京電力福島第1原発事故後に日本の農産物の輸入を制限する国もあり、風評被害の除去を訴えるためにも見直しが必要と判断した。
放射能とBSEは全然別の話じゃないか。トレードオフするような案件じゃないわけで、こういうのを糞味噌っていうんだよ。
ちなみに、国内では全然報道されていないけれど、米国はようやく重い腰をあげて、2009年の秋から飼料規制の内容を変更している。
FDA Announces Confirmation of the Effective Date of the BSE Final Rule
http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/NewsEvents/CVMUpdates/ucm142666.htm
大事なことは、この規制がきちんと機能しているかのチェック。肉骨粉が牛以外の家畜にも使用されなくなっていて、BSE牛の発生も確認されていないのなら、「国内産や豪州産とかわらないよね」ということになる。そして、2009年10月26日以降の牛についての米国産牛肉の危険性は日本産と実質的に変わりがない、と判断できるなら、そのことをきちんと国民に説明すれば良い。20ヶ月とか、30ヶ月とかよりも、そちらの方がずっと説得力がある。今は2009年10月から数えて約24ヶ月。来年5月から、「飼料規制から30ヶ月を経過したので、規制を20ヶ月から30ヶ月へ緩和します」とすれば良いだけのこと。