決して難解な本ではないのですが、説明が難しい本で困っております。「購入を検討するけど、どんな本なの?」という意見がありますので、概略をまとめます。ご参考まで。
内容紹介
3.11の直後、首都圏住民に冷静な行動を呼びかけたり、難解な放射線関連用語を解説したりして爆発的なアクセスとなった、あの「総統閣下シリーズ」の主に震災関連ネタが、ブラッシュアップされ書籍化されました。
基本コンセプトはもちろん「毒入りの笑い」、分類は「空想科学ノンフィクション」(!?)。演説バージョン、作戦室バージョンの2つのアプローチで、総統閣下が放射能、ユッケ、自然エネルギー、ソーシャルメディア、科学コミュニケーションなどを切りまくる、実用的、かつ、抱腹絶倒の一冊です。
YouTubeに投稿され、すぐに削除された幻の名作MAD動画「ベクレルについて解説します」は名匠・澤井健画伯によって漫画となって蘇りました。これだけにとどまらず、巻末付録では東浩紀氏との対談「情報社会のこれからと、原発と、お金と、オタク、その他の話」も掲載。電子出版も経験している(痛い目にあっている?)著者ならではの、註釈やコラムにまで笑いにこだわった、リアル書籍の良さを追求した一冊です。