先日、ツイッターで松永氏が運営するFOOCOMに対して「ここに投稿している人は全員インチキ」とするつぶやきがありました。「文句があるなら反論してみな」と記載されていましたので、文句はないのですが、質問を投げかけてみました。かなり長時間にわたって会話をしたのですが、その中には幾つかの参考になるコメントが含まれていると感じましたので、Togetterにまとめてみました。
「遺伝子組み換え食品との付き合いかた」(オーム社)で述べたことの柱の一つは、
遺伝子組み換え食品の推進、反対の対立構図は「科学」と「感情」の対立に置き換えることができる
というものです。こうして書くと、日本人の大半は「科学的であるべきだ」と考えるかも知れませんが、僕は必ずしもそうは思っていません。科学と感情は科学と非科学に換言できると思うのですが、この科学と対立するものとして、宗教が挙げられます。たとえばカトリック教会は恐らく遺伝子組み換え食品に対して慎重な立場を取ると想像するのですが、このとき、「科学的に安全が実証されているんだから、カトリック教徒であっても遺伝子組み換え食品を食べるべきだ」と言ってしまうのはちょっと乱暴に過ぎると思うのです。
上記の「まとめ」は電波が釣られた案件としてネットで大評判になり、一晩で1万以上のアクセスを集めました。僕も、「あーーーーー」という印象を持ったのは確かです。ただ、こういう人たちの「食べたくない」という気持ちは尊重されるべきだし、「食べないですむ」環境の整備は必要なんじゃないかな、と思っています。
もう、スーパーの棚は遺伝子組み換え食品ばかり!?「そろそろちゃんと勉強しておきたい」という方は、ぜひ一冊お買い上げ下さい。↓