
イーストウッドといえば、最近は「他のやつが撮ったら絶対にヒットしない」というマイノリティをテーマにした映画を撮っている監督、というイメージ。この作品も、そんなもののひとつ。予備知識ほぼゼロで観に行ったら、え???という展開になっていって、なるほど、という感じ。
FBIの初代長官の半生を描いた映画だけど、この映画を観るまで全く知らない人だったので、色々な意味で「へぇ」という感じだったけれど、正の部分と負の部分を良い感じでおりまぜていて、人間って、洋の東西を問わず、難儀な生き物だなぁ、と感じさせられる。
主軸になっている「マイノリティ」の素材が僕にはよく理解出来ないところでもあって、頭ではわかっても、なんか根本的なところでわかりあえないので、うーーーーーーん・・・・・・・という感じ。いや、面白いには面白いんだけど、ね。
あと、あちこちの時代を行ったり来たりするけれど、自分がどこにいるのかはわかりやすい。わかりやすいけれど、ちょっと時間軸をいじりすぎている感じもする。これもイーストウッド独特の手法ではあるんだけれど。また、お決まりの「あぁ、そうだったのね」という細工もあって、そういう、知的な部分での楽しみはふんだんに盛り込まれていたと思う。
字幕も「あー、松浦さんっぽいな」と思ったところもあったけれど、ちょっとリズムが悪いところもあって、あれ?違うかな?と思っていたら、やっぱり松浦さんだった。イーストウッドと松浦美奈のコンビはほとんど外さないんだけれど、この映画はちょっと微妙なところだったと思う。
評価は☆1つ半。ネタバレ感想は追記に。