Jリーグが開幕し、マリノスも2試合を消化した。この時点で1敗1分けだが、相手が悪い(強い)のでこの成績はそれほど驚くことでもない。
このブログでは何度も書いているけれど、サポータ諸氏がJでの優勝を本気で望むなら、変更すべきは戦術でも、監督でも、社長でもない。中村俊輔と中澤佑二の2人である。
参考記事:
マリノス失速の原因と来季への展望
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51297861.html
マリノスの今年に関する総括(ちょっと早いけど)
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51306908.html
木村和司監督、解任ですか・・・
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51313547.html
合わせて読むと、栗原が社長批判
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51313724.html
でもね、お金がなくて、イニエスタ、シャビ、セスクのうちの誰かを連れてくることはできないでしょ?連れてきたらそれだけで優勝は固いと思うけれど。中澤の代わりは日本人でも良いと思うけれど、それにしたって、センターバックをよそから連れてくるにはそこそこにお金が必要。ということは、この2人が普通に動ける状態にあっては、優勝は無理だけど、運が良ければACL出場枠は狙えるかな、という位置で満足せざるを得ないわけだ。だって、ダメだとは言っても、それは「優勝候補チームのゲームメーカーとセンターバック」としてはダメということであって、標準的なプレイはもちろんこなせるのだから。
僕は今年の順位予想を
トップ:ガンバ、名古屋、柏、鹿島
ミドル:仙台、横浜F、東京、浦和、神戸、大宮、川崎、新潟
ボトム:磐田、セレッソ、清水、広島、札幌、鳥栖
としたけれど(参考:2012年のJ1順位を予想してみる http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51326170.html)
開幕直後に当たった2チームはトップに分類される柏と、ミドルの中でも上位に位置する仙台なんだから、この2試合の結果は、残念ではあるけれど、十分に有り得べき結果だったと言える。
今日の試合で言えば、先取点がマリノスに入っていれば、随分と違う結果になっていたと思うけれど、先取点を取られた時点でほぼ終了である。Jでも指折りの守備力を持つ仙台ががっちり固めてきたら、そうそう点を取れるわけもない。それでもちょっと期待を抱かせたのはカモメッシこと齋藤学君と確率変動に入っている大黒のおかげだ。でも、攻撃は単発だし、パスの精度は相変わらずだし、中村を経由するとカウンターのスピードはがくんとシフトダウンしてしまう。得点の期待はほとんどできない状態で淡々と時間だけが過ぎてしまった。
チームにはそれぞれ、身の丈にあった目標があるわけで、少なくとも今年のマリノスの目標が「優勝」だったら、笑われてしまうレベルなのは間違いがない。にも関わらず、現実的な目標を持てないサポーターが大勢いると、監督も、選手も、社長も、大変だなぁ、と思ってしまう。終わってみて、一桁の順位ならまぁまぁ、ACL枠に入れたらすげぇ頑張った、優勝なんかしたら奇跡的だ、というレベルなんだから。