その炊飯器が古くなって、我が家に電気炊飯器がやってきた。多分、昭和50年ぐらいのことだと思う。この電気釜で炊いたご飯が、どう食べても美味しくない。ガス炊飯器に戻して欲しかったのだが、捨ててしまったあとで、どうにもならなかった。その後、何度か炊飯器を買い換える機会があったのだけれど、そのたびに「電気でも最近のは美味しい」とか、「IHだから美味しく炊ける」とか言われて、騙されたと思って電気炊飯器の、その時点で一番高い高機能電気炊飯器を買ってきた。そして、数日後には「やっぱり騙された」と悲嘆に暮れたのである。その「やっぱり」から数年間は、嫌でもその炊飯器と一緒に暮らすことになった。
さて、今使っているナショナル製の炊飯器との付き合いはそこそこに長い。もちろん、この炊飯器で炊いたご飯は、僕のことを一度として満足させることはなかった。しかし、ガス炊飯器とお別れして、かれこれ30年位上である。僕にとって、ガス炊飯器で炊いたご飯とは、喩えて言えばまだあどけない少女だった桜田淳子や山口百恵のようなものだ(ただし、森昌子は除く)。いや、ウルトラセブンで異常なまでの美貌を見せてくれた田村奈巳であろう。
参考:田村奈巳
それから何十年も経って、テレビで見かけるのがマエアツ程度のレベルであったとしても、もう現実を受け入れるしかない。
そんな感じで我が家に何年も仕えてきたマエアツ(炊飯器の名前)もそろそろ大分くたびれてきたので、また最新型の炊飯器を買おうかな、と思ってAmazonと価格コムをフラフラしていたのである。そこで、まず最初に見つけたのがこれである。
これは、「高い順」で見つけてきたタイガーの炊飯器である。「電気炊飯器を買うなら、これかな?」という製品で、びっくりすることにAmazonでは9万円以上の価格である。こりゃすげぇ。でもまぁ、ポチろうかな、と思ったところで、さすがはAmazonさん。「この商品を見た後に買っているのは?」というリストに、こんな商品が掲載されているのを見つけてしまった。
これこそが、まさに運命の出会いだったのである。
和平フレイズ ほんわかふぇ 炊飯土鍋 (二重蓋) 3合炊 HR-8382
土鍋・・・・だと?
そうか、その手があったか、という奴である。価格はタイガーの約50分の1だ。試してみない手はない。
そして、この土鍋が我が家にやってきたのが昨日。梱包を解いて、使用準備をして(洗って、小麦粉を溶いたお湯を入れて数分加熱する必要あり)、初めて炊いたのが今朝である。
お米は夜のうちに研いでおいて、炊く前に一時間以上水にさらしておいた。これを土鍋に入れて、ガスレンジにかけて、中火で約8分。鍋の上部から水蒸気がシュッシュッと吹き出したところで時間計測開始、3分で火を止める。止めたら15分蒸らして炊飯完了。こ、これは・・・・
これは、汎用土鍋型決戦炊飯器と呼ぶにふさわしい炊きあがりである。我が家にやってきた、最後のシ者であろう。ということで、「なぎさ君」と命名した。なぎさ君、超絶的にオススメである。ただし、いくつかの注意事項があるので、それを読んで納得した人だけ、使っていただきたい。
注意事項
1.タイマーが使えません
2.保温機能がありません
3.ガスレンジの口をひとつ専有します
4.落とすと割れます(多分)
5.炊飯時は横で見ている必要があります(寝ちゃダメ。ゼッタイ)
6.オール電化の家では使えません(コンロを手配すれば使えます)
こまけぇことは良いんだよ、美味しいご飯が食べたいんだよ、という方には、ぜひお勧めしたい。キシリア様にも届けたい逸品である。
(大事なことなので、もう一度貼りました)