2013年04月16日

希須林 担々麺屋 赤坂店

知人から「友だちが東京で一番うまいと言っている担々麺屋がある」との情報があったので、食べてきた。以下、評価。

13_04_16_2609


名称:希須林 担々麺屋 赤坂店
種類:担々麺
場所:赤坂見附
評価:4/BB-
2013.4.16
コメント:麺はやや細めの縮れ麺。札幌ゴム麺をやや細くしたような感じ。やや茹で過ぎのような感じもするのだが、スープの絡みは良い。

スープは豚骨や鶏ガラのベーススープを芝麻醤やラー油で味付けしている様子。担々麺としては非常にオーソドックスな作りだが、ベースのスープでモヤシやニラを炒めてそのままトッピングしているようで、このモヤシが特徴的。特徴的といっても、味の点ではなく、食べるのに邪魔になる、という点で、である。かつて、ラーメン四天王のひとりとして活躍していた大村さんはモヤシが大嫌いだったのだが、彼がこれを食べたら激怒するだろう。僕は別に激怒はしないけれど、モヤシは要らないと思う。また、ベースのスープは味がかなり控え目で、辛味ばかりが目立つ。今回は「5辛」(一応一番辛いらしい)を注文したのだが、辛いには辛いが、激辛には程遠い辛さである。そして、ベースのスープに力強さがないので、その辛さが上滑りしている。なお、初めて食べるのに一番辛い5辛を注文するのは如何なものかという考えが頭の隅をかすめたのだが、店内のオシャレな内装を見て、この客層なら激辛でも大したことはないだろうと踏んで5辛を注文した。結果は予想通りだった。

チャーシューはなかったので無評価。

麺を食べ終わったあとに無料でサービスされたご飯をどんぶりに投入し、レンゲで食べたら、これが美味い。つまり、スープが、麺を食べさせるだけの力強さを持ち合わせていないのである。これは無化調ラーメンで良く見かける「例のやつ」だ。麺が担々麺としてはやや太めなことも災いしていると思うのだが、スープの味の方向性と、麺の性質のマッチングまで頭が回っていないんだと思う。

全体的にみて、決して悪くはないのだけれど、僕は無化調かどうかとかよりも、まず美味しい方が良いと思うタイプの人間なので、ちょっと残念な印象を受けた。多分、有機野菜とか、無化調とかがありがたくて、味は二の次というタイプには受けるんだと思う。この味が東京で一番というのなら多分「辣椒漢」を食べたことがないんだろう。僕は「辣椒漢」はもちろん、「はしご」や「よかろう」や「楊」の方が美味しいと思う。

店名 希須林 担々麺屋 赤坂店
TEL 03-5573-4119
住所 東京都港区赤坂3-7-9
営業時間 11:00〜23:30(L.O23:00)
定休日 日曜・祝日・年末年始

この記事へのトラックバックURL