2013年05月05日

上村うなぎ屋

熊本県民の知人に「美味しい店はどこだ」と聞いたら教えてくれたのがこの上村うなぎ屋である。せっかく熊本まで来たのだから、これを食べない手はない。ということで、お昼前にお店に到着。

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すると、すでに店の前には行列があって、駐車場は第4駐車場まで一杯。大繁盛である。人吉まで鰻を食べに来たのだから、もちろん行列の最後尾についたのだが、僕までで待っているのは7人。これならそれほどでもないかな、と期待。しかし、そこはうなぎ屋。店に入るまでに約20分を要した。

店内は非常に落ち着いた雰囲気・・・

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の席もあるが、そうでもない席もあって、かなり雑多な感じである。僕は相席のテーブル席になった。「つかみどころのない奴だが 腹を割いて焼いて見りゃ ちったあ味のある男」と書かれた色紙が貼ってあったのだが、あとから聞いたら森繁久彌の筆によるものだったらしい。

さて、席についてから待つこと約30分、いよいよ鰻の登場である。

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鰻について良く言われるのは、関東の背開き、関西の腹開きである。関東は切腹をイメージすることから腹開きを嫌ったらしい。ところが背開きにすると、切った鰻の切り口が硬い。おかげで、鰻を蒸すことができる。これが腹開きだと、端の身が柔らかいのでぽろぽろ砕けてしまうらしい。ということで、関東では背開きにして、さらに焼く前に蒸すことによって、ほっこりと柔らかい蒲焼が作られるようになった。一方で関西は相変わらず腹開きだったため、蒸すことができず、いきなり焼くことになったそうだ。

ところが面白いのは、九州のこの地域は背開きなのに、蒸さないらしい。つまり、関東とも、関西とも違う文化圏なのだ。

さて、その鰻を食べてみると、蒸していないので、皮がしっかりしている。ちゃんと火が通っているのに歯ごたえがある。最初、あれ?火が通っていないのかな?と疑ってしまうほどだった。でも、食べ慣れてしまえば問題ない。なるほど、こういうものなのか、と思いながら、うな重2,100円也を完食した。

正直なところ、「ここは美味しいよ」と言われたお店なら、ほとんどの店で美味しいと感じてしまう味音痴なので、江戸川橋の石ばしでも、小淵沢の井筒屋でも、諏訪の小林でも美味しいと感じるのだけれど、この店もなかなかに美味しかった。人吉まで来たら、ここの鰻を食べることはかなりオススメである。

店名 上村うなぎ屋
TEL 0966-22-3312
住所 熊本県人吉市紺屋町129
営業時間 10:00〜15:00 17:00〜21:00
定休日 不定休



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この記事へのコメント
ほねせんもいけますよ!

ちなみに『うな重』、『うなぎめし』、『うなどん』と3種類ありますが、お店の方いわく、一番オトクなのは『うなどん』だそうで。なのでいつも『うなどん』ばかり食べています。なお、『うなどん』で一番高いのは、鰻が2層になっているので、満足感高し!です。
Posted by teru at 2013年05月08日 23:56
> ほねせんもいけますよ!

相席だった隣のお客さんが待ち時間に食べていました!次は注文してみます。

> ちなみに『うな重』、『うなぎめし』、『うなどん』と3種類ありますが、お店の方いわく、一番オトクなのは『うなどん』だそうで。なのでいつも『うなどん』ばかり食べています。なお、『うなどん』で一番高いのは、鰻が2層になっているので、満足感高し!です。

ほほう。じゃぁ、次は一番高いうなどんにしてみます(^^ 次はいつ行けるかなぁー。でも、仕事もあるので、年内には行けるんじゃないかと。
Posted by buu* at 2013年05月09日 10:52