名称:ねいろ屋
種類:東京西部
場所:荻窪
注文:煮干しょうゆ
評価:7/ABA
2013.5.27
コメント:煮干しょうゆとしお、細麺と太麺が用意されている店だが、今回は太麺が売り切れとのことだったので、煮干しょうゆの細麺を食べてみた。
麺はごく弱めに縮れた細麺。麺硬めなどのオーダーは特に出さなかったけれど、コシはしっかりしているし、スープの絡みも良い。余計な臭みもなく、高品質である。
スープは鶏が中心と思われるあっさりスープをベースに、煮干しのダシを強めに効かせたもの。味が足りない、苦味が残る、といった無化調魚介系ラーメンに特徴的な弱点を両方ともに持ち合わせたスープだが、まずいわけではない。まだ、ちょっと熟成が足りない感じ。もうちょっと工夫すれば、格段に良くなりそうな潜在能力を感じさせる。
チャーシューはスープにフィットしていて美味しい。
いくつかの弱点は残るものの、なかなか魅力的な味だった。
さて、この店の特徴はラーメンだけではないところ。なんと、かき氷を提供している。かき氷ファンとしては見逃せないので、こちらも食べてみた。注文はブルーベリーミルク。氷はなかなか軽くて良い感じ。シロップも美味しい。日暮里の名店ひみつ堂や目白の志むらにはちょっと負けている気がするけれど、ラーメンを食べたあとにこのクオリティのかき氷を食べることができるのはナイス。全く違う「日本の味覚」を同時に楽しめる異色店である。
ラーメンとは関係ないけれど、この店のあるあたりの小路(教会通りだったかな?)の町並みはなかなか居心地の良い雰囲気だった。普段は車で来てしまう街だが、電車で来ると、また違った発見があるものだと思った。