歌舞伎座の新装オープンの杮落としを観てきた。観たのは第一部のみ。演目は
一、新版歌祭文 野崎村(のざきむら)
二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
の2つ。野崎村は非常に湿っぽい内容で、登場人物たちがずっとメソメソ泣いている芝居だった。鏡獅子は頭をぐるんぐるん回すだけの演目で、勘九郎が大活躍したけれど、内容は全くと言ってないもの。基本的に何を言っているか良くわからないので、こういう演目のほうがわかりやすかったりする(笑)。
3,000円の席なので見やすさという点では「うーーーん」という感じだったし、前の座席が近くて「狭いなぁ」というのが正直なところだったけれど、その分観客席に傾斜があって、舞台までの距離は短く感じた。クレジットカードを挿入するだけで完了する発券システムなどもなかなか優秀で、さすがに儲かっている組織は顧客対応にぬかりがないな、と思った。ただ、地下鉄から直結じゃないのはちょっと残念な感じ。これは何か大人の事情があったのかな??