冒頭で字幕松浦美奈と表示があったので「あれ?英語の映画だったっけ?」と一瞬戸惑ったのだが、本編が始まったらやっぱりフランス語の映画だった。さすがにフランス留学経験者である。英語よりもむしろフランス語訳の方が得意なのかも知れない。
映画の方は、と言えば、サスペンスとも、コメディとも言いがたい、微妙な内容。全くやる気のない学生ばかりの中で作文能力に優れた学生を見つけたさえない国語教師が主人公で、その学生に翻弄されまくるというストーリーである。
物語には大きな破綻こそないものの、主人公の行動が馬鹿すぎてどうにも共感できない。あと、年増が大好きなマザコン高校生というのも、どうもピンとこない。「そりゃぁないだろ」という部分が笑うべきところだったのかも知れないのだが、どうにも笑えなかった。
ダメな映画とは思わないけれど、正直なところ、中盤以降ちょっと退屈してしまった。
評価は☆1つ半。