2014年10月07日

春鹿酒造

「近頃甘口の酒が多いとお嘆きの貴兄に・・・」という菊政のコマーシャルの時代から辛口のお酒が好まれていたのかも知れないのだけれど、僕はお酒は日本酒もワインもリキュールも甘口が好き。なので、何でもかんでも辛口バンザイな感じの昨今の日本酒トレンドは好きではない。そして、この酒蔵の看板商品も「超辛口」である。うーーーむと思ったのだが、蕎麦屋で食いっぱぐれて、このままでは餓死してしまう。すると、利酒セット500円で5種類の日本酒を飲み比べさせてくれるというので、よし、一丁、飲み比べてやろうじゃないか、と立ち寄ってみた。飲んだのは、おまけの一杯を含めて6種類。

まず、看板の純米超辛口。確かに甘味がほとんど感じられない。アルコールを飲んでいるような錯覚に落ちる。これは、僕は駄目だな。




次に試したのは吟醸 超辛口。純米が吟醸になったおかげで、多少マイルド。でも、やっぱり甘さはほとんど感じられない。




あぁ、やっぱり辛口ばかりなのかな、と絶望しかけたところで提供されたのが本醸造 極味というもの。お、これはなかなか良い。本醸造なのに吟醸のような香りが楽しめる。味もマイルドで、ほんのりと甘い。




次に飲んだのが、ひやおろしという、純米吟醸生詰酒。あ、これは一層吟醸香が感じられる。甘味もこれまでで一番強い。これだよ、これ。




そして、期待のにごり生酒、大吟しろみきである。・・・・が、うーーーむ。にごり酒は八割方が甘い酒なのだが、この酒は辛口。これはパス。




そして、最後に飲んだのが、ときめきという瓶内二次発酵のスパークリングである。これはなかなか良い。食前酒にぴったりな感じである。




飲み終わったら、おチョコもくれた。これで500円は安い!ということで、おみやげにひやおろしとときめきの、平仮名で書かれた二種類を購入。東京に戻るのは水曜日なので、生酒の扱いがちょっと心配だけど、一日ならなんとかなるだろう。なんとかなれば良いな。

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