国立大学のスキー部は部員数が少ないので、ひと通り何でもやらされる。僕は小学生の頃に「宿に預けて、五輪を目指してみないか」と誘われる程度にはスキーをやっていたので(本当)、スキー部での種目はアルペンだったのだが、当然のようにジャンプもやらされた。当時からサマージャンプもトレーニングとして導入されていたので、志賀高原の下の方にある上林温泉で飛んだりしていた(本当)。実際に飛んでみると、全部人工物のサマージャンプのほうが条件が安定していて、ずっと飛びやすいし安全なのだ。
さすがに卒業後はジャンプをする機会もなく、実はこれが25年ぶりである。服装はジャージ。ジャンプスーツも部室に行けば入手可能だけれど、学生が使いまわしているスーツを着るくらいなら、ジャージのほうが良い。
いや、久しぶりにジャンプ板と一緒に飛んでみたら、なかなか楽しかった(本当)。板を手に持って、表彰台から飛んだだけだけど(わかっているとは思うけれど、もちろん本当)。