若くして大富豪になった20代後半の社長のところにインタビューに行った女子大生が彼に一目惚れ。ところが、彼は恋愛には興味のないサディストで、彼女をサブミッシブ(服従者)にしようとあの手この手でアプローチする、というちょっと変わったストーリー。女子大生がちょっと田舎者っぽい可愛らしさなので、最後まで寝ずに観ることができるのだが、大富豪のグレイ氏はなんだか屈折しすぎていて、イマイチ魅力にかける。
じゃぁ、ポルノ映画として楽しめるかといえば、そんなこともなく、2時間5分の上映時間のうち、セックス描写はたったの20分間らしい。
原作はロンドン在住の女性作家によるもので累計1億部を突破するようなおばけ小説らしいのだけれど、その割にはストーリーはお粗末で、しかも中途半端に終了する。
ネタバレレビューは追記に書くとして、映画の評価は☆1つ。映画館で観る必要はないレベル。
以下ネタバレ。グレイ氏は奴隷契約にこだわっていて、それがどうなるのかがこの映画の見どころなのだけれど、一番つまらない形で終了する。女子大生が「じゃぁ、契約者の表記のドミナント(支配者)とサブミッシブ(服従者)の名前を書き換えましょう」と提案すれば面白かったのに(笑)。だって、グレイはお金持ちでビジネスで成功しているだけで、全然支配者じゃないんだもの。