マガジンを買うのを辞めて、スピリッツも卒業した。
これまで読んできた少年漫画誌は、最初がブラックジャック、ドカベン、エコエコアザラクが連載されていたチャンピオン。ちょこっと999のキングを読んだ時期もあったけれど、チャンピオンの衰退によってサンデーへ。うる星やつらなどを読みつつ、みゆきが掲載されていたビッグコミックを併読。さらに、月2回発行のスピリッツで軽井沢シンドロームとかめぞん一刻などを読み始めた。このころはAKIRAなどが掲載されているヤンマガ、夏子の酒のモーニングなど、週に4冊ぐらい漫画誌を読んでいたのだが、やがてまた週2冊程度になった。ここ数年はスピリッツと少年マガジンの2冊が定期購読だったのだが、つまらない漫画、下手な漫画が増えてしまい、半分も読まずに捨ててしまう状態だった。
この一年ぐらい、少年マガジンで読んでいるのは「エリアの騎士」と「ベイビーステップ」の2本。ただ、両作品とも最近はテンポが遅く、毎週読んでいてもなかなかストーリーが進まない。これなら単行本を電子書籍で購入して三ヶ月に一度、一気に読んだほうが良い。「はじめの一歩」に至っては、展開が遅いとかいうレベルを超えていて、すっかり飽きてしまった。それでも買い続けていたのは映画の試写会応募のチケットが付属していたからなのだが、電子化されてそれもなくなり、なんかもう良いかな、と。
スピリッツは「あさひなぐ」「商人道」「気まぐれコンセプト」「じみへん」ぐらいは読むのだが、「ベイビーステップ」のような面白さはない。先週、買い忘れて、惰性で買っていることに気がついてしまった。大体、月曜日に買っても、読むのは週末なのだ。「もう次が出ちゃうので、早く読まなくちゃ」といった具合である。今週も一応どうしようかな、と考えたのだが、あさひなぐの試合の結果さえわかってしまえば、買う必要もなさそうだ。
別に、自分がおとなになったというわけではなく(笑)、単に漫画のレベルが下がった気がする。絵が下手な漫画家が多い。加えて、ちょっと面白いと思うと、すぐに展開が遅くなる。誰もが認めるであろう「あしたのジョー」は、当時凄く長いと思ったけれど、それでも20巻、一番長いホセ・メンドーサ戦ですら、単行本一冊に収まっている。最近はミステリー小説でも同じ傾向があるけど、冗長で長すぎるんだよ。だから飽きちゃう。人気の出た作品を延々と継続するのが出版社的には模範解答なんだろうけど、漫画も小説ももうちょっとテンポ良くできないものかなぁ。
なんか、最近の漫画って、「次はどうなるんだろう!」とワクワクする感覚が希薄なんだよね。今、それを感じるのは「ベイビーステップ」だけ。
何はともあれ、2015年の6月に40年くらい続けてきた生活習慣をやめることにしたので、備忘録として書いておく。