教室の課題に「土鍋」があったので、青鬼をモチーフにした作品を作ってみた。
僕としては結構気に入っているのだけれど、残念ながら内側の釉薬が厚すぎたのか、微妙にヒビが入ってしまった。水を入れて数時間放置すると、じわっと漏れてくる。「うわー、2キロも粘度を使って、実物大鍋型オブジェを作ってしまったのか!」と動揺したのだけれど、ベテラン陶芸家から、「おかゆを作ってヒビを埋めてしまえば、使えるかも知れませんよ」とアドバイスをもらった。ダメでもともとでやってみようと思う。それでもダメなら、小物いれとして使おうと思う。
ちなみに、ベテランたちからは「蓋が持ちにくい」と言われてしまったのだが、持てれば良いんだよ(笑)。まぁ、もっともな指摘だし、焼き物は実用性も確かに大事だけど、それだけなら、店で買ってくれば良い。僕にとっては、使っていて楽しくなることが一番大切。意味もなく角が生えているこの土鍋は、僕にはとてもナイスなのだ。作っている最中にいろいろアイデアが湧いてきて、それを全部投入した作品なのである。
製作 5/10
削り 5/20
釉掛け 6/15
釉薬名 本体:なまこ、角:白マット、内部:白萩
粘度 土鍋用粘度