鈴木亮平のダイエットはいささかやり過ぎだが、佐藤健の包丁さばきは素晴らしかった。
「ごちそうさん」はイマイチだったが、本作は安定していた森下佳子の脚本。とにかく、日本のドラマにありがちな語りすぎになっていないところが良かった。
何度かドラマ化されているせいもあってか、毎回見せ場があって、それぞれに感動させる作りになっていたのは見事。
ラスト近くの数回は駆け足になってしまいもったいなかったが、最終回は戦争も絡んでちょっと失速気味だった。
半生記ということもあって、若者から中高年までをひとりの役者が演じていたのだが、ここだけはさすがに無理があったと思う。
評価は90点。この一年ぐらいのテレビドラマの中では一番良かった。って、たくさん観ているわけじゃないけど。