2015年07月30日

−九谷赤絵− 福島武山展

日本橋三越で開催中の福島武山展を見てきた。

いやぁ、「さすが」のひとこと。

特に気に入ったのは細長い馬上杯で、内面にもびっちり網目紋が描かれている。底に描くのは理解できるんだけど、内側の側面に描くのは凄く難しいはず。しかも、普通のぐい呑の形状ではなく、細長い馬上杯なので、側面の部分が大きい。にも関わらず、そこにびっちり網目紋が描かれていて、しかもほとんど乱れがない。これは凄い。が、午後には売れてしまった(笑)。

今回、色々な作品を見て感じたのは、武山さんの描く女性の表情が柔らかくて上品なこと。ひとつ欲しいなぁ、と後ろ髪を引かれつつ帰ってきた。弁財天などを描いてもらうなら陶額や大皿が普通なんだろうが、平たいぐい呑もありなのかな????

#いや、本当はもっと凄いものも色々あったんだけど、100万円超えていると手が出ないから(笑)。

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