2015年08月26日

熊本を直撃した台風の爪あと

「何しに来たの?」と聞かれ「台風を見に来た」というと、「熊本には台風は来ないよ」と言われた。でも、天気予報ではもう随分前から、予想進路のど真ん中に熊本県がある。これで台風が直撃しないなら、熊本には何か神がかったものがあるのだろう。それはそれで面白い。さて、どうなるかと思って数日間経緯を見守っていたのだが、台風は一向に進路を変更する気配がない。三日前も、二日前も、前日になってすら、気象庁が予想する台風の進路のど真ん中には熊本がある。これで本当に熊本には上陸しないのかと思っていたのだが、当地の人はその前夜になっても、「熊本では雨は降らんけん」と自信たっぷりである。確かに、夜になってもパラパラっと降るだけで、あまり台風の気配はない。

ところが、様相が変わったのが21時頃である。降らないはずの雨がどしゃどしゃ降ってきて、風も強くなってきた。「絶対大丈夫」と豪語していた地元に人達も、ようやく雨戸を閉め始めた。

そのあと、雨が止むことはなく、朝の5時ぐらいには風雨は絶好調となった。こんな酷い暴風雨は、僕は経験したことがない。

翌日、周辺を散歩してみたら、れんこん畑のれんこんは全部倒れていたし、ビニールハウスはビニールがすっ飛んで骨組みだけになっていた。上部なはずの竹林も竹がへし折れていて、電柱は倒れていて、被害はなかなか甚大である。








































とりあえず、熊本には台風が絶対来ないという話は、都市伝説であった。何しろ、今回の台風は朝の5時頃、熊本のど真ん中に上陸したのである。まぁ、人的被害がでなくて良かった。


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