府中の席は最後列の端だったので席には全く期待していなかったのだけれど、二階席とは言え最前列の中央ブロック。これは素晴らしい。大阪まで突撃して良かった。
コンサート内容は府中とほぼ一緒。風邪気味なのか、時々鼻をすするのを自虐ネタにしていた。ただ、声は府中よりずっと出ていたし、音程も安定していた。「旅人のうた」のように、休む間がなく歌が続いたあとはちょっと息切れした感があったけれど、他は問題なかったと思う。モニタースピーカーの中間にプロンプターがあったのか、下を見ることが多かったような気もするし、気のせいだったのかも知れない。使っていても全然構わないけど、もし使うなら練習して上手に使って欲しい。
音響はイマイチな感じ。やはり中域が強調されすぎている感じがした。
とはいえ、二回目ということもあって、こちらも随分余裕をもって観ることができたし、府中では気が付かなかったことも色々あった。
「阿檀の樹の下で」の前には「昔作った曲だけど、今がぴったり」といった主旨のコメントがあった。
波のかなたから流れて来るのは
私の知らない貝殻ばかり
波のかなたから流れて来るのは
私の知らない寿歌(ほぎうた)ばかり
遠い昔のあの日から この島に人はいない
みんなみんな阿檀(あだん)の木になった
波のかなたから流れて来るのは
私の知らない国歌(くにうた)ばかり
遠い昔にこの島は戦軍(いくさ)に負けて貢がれた
だれもだれも知らない日に決まった
波のかなたから流れてくるのは
私の知らない決めごとばかり
陽は焼きつける 阿檀は生きる
大地を抱いて阿檀は生きる
山の形は雨風まかせ
島の行方は波風まかせ
遠い昔にこの島は戦軍(いくさ)に負けて貢がれた
だれもだれも知らない日に決まった
誰も知らない木の根の下は
主(ぬし)の見捨てた貝殻ばかり
(中島みゆき「阿檀の木の下で」 アルバム「パラダイス・カフェ」)
それにしても、やはりコンサートはなるべく前の方で観たほうが良いね。

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