2016年02月02日

さらば あぶない刑事

abudeka


あぶない刑事の続編が公開されると聞いて、最初の感想はこれだった。




映画自体には全く期待していなかったのだが、どうやって終わらせるのかには興味があったので、早速観てきた。

映画自体はストーリーに特段のひねりがあるわけでもなく、単調に進んでいく。自分が生まれ育った街が舞台になっているのであちこちの景色を観るのは楽しいのだが、それでも退屈で眠くなるのは邦画ならではだろう。このあたりは脚本力の低さゆえなのだが、あぶない刑事シリーズの脚本を書き続けている柏原寛司さんをはずすわけにもいかず、仕方ない。物語上の必然性は全く感じられない海外ロケも、「皆さん、長い間お疲れ様でした」的な色合いと思えば納得がいく。

つまり、関係者の皆さんの打ち上げ的な作品で、観る側はおまけなのである。

でも、リアルタイムでテレビ放送のファーストシーズンから観てきたわけで、これだけ長いこと楽しませてもらったのだから(とはいえ、僕が劇場版を映画館で観たのはこれが初めてなのだが)1800円は惜しくない。映画の日だったので1000円しか払ってないけど。

個人的なことを言えば、東京キッドブラザースの頃から応援していた柴田恭兵さんが肺がんから無事復帰し、以後10年近くもつつがなく俳優活動を続けていることを喜ばずにはいられない。

映画の評価は☆1つ。

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