2016年02月15日

元木屋銀一朗作「旅立ちの茶碗」

北大路魯山入改め、元木屋銀一朗となった最初の作品である。

ちなみに、「元木屋銀一朗」は九谷焼き赤絵細描の福島武山様よりいただいた名前で、今後は全ての作品でこの名前を使わせていただく。

今回の茶碗は形状を尾形乾山の「銹絵梅文茶碗」を参考とし、上貫入の土に白化粧を施した。下絵は鈴木其一の「柳に白鷺図屏風」を参考とし、主に呉須を使って描いた。







絵の背面には松尾芭蕉の「奥の細道」千住旅立ちから「行く春や 鳥啼き魚の 目は泪」(春が行ってしまうので、鳥はなき、魚の目にも涙が浮かんでいるようだ)の句を引用した。




文字は陶芸家森田みほ氏に書いていただいた。




森田みほ氏のウェブサイト

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