2016年05月11日

コンカッション(今日現在日本未公開)

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NFLの選手たちの健康被害を研究成果として発表した黒人医師の苦闘を描いた作品。強大な商業組織に対して孤軍奮闘する様子を描く、というのはそれほど新しくないと思うが、映画は普通に面白かった。

ボクシングのパンチドランカーはあしたのジョーの時代から有名だったので、アメフトでも同じような症状が現れるというのはそれほど違和感がない。

米国では現在進行形の問題のようで、一般人に問題提起するという意味もある映画なんだろう。

コンカッションとは、脳しんとうの意味。知らない単語だったので勉強になった。洋画の邦題は全部直訳か発音をそのままカタカナにするのが正解だと思う。

個人的な話をすれば、つい先日、ある医師に「10年ほど前から、スキーの回転競技の練習をすると、決まって練習後に頭痛が残り、ロキソニンの世話になるのだが、CTでも、MRIでも異常が見つからなかった」という相談をしたら、「まだ症例として発表はされていないが、パンチドランカーみたいな状態の可能性がある」と言われたので、この映画の登場人物たちみたいな悲惨なことにならないように、スキーもちょっと控えめにしなければいけないかな、と感じた次第。ちなみに僕の場合は神奈川県で5位、横浜市で1位ぐらいがベストリザルトのレベル。スポーツって、やりすぎると体に悪いよね。

評価は☆2つ。

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