天気が悪くても楽しめそうな場所に行こう、と思って出かけたのが呉の大和ミュージアムである。
僕らの世代にとっては大和といえば宇宙戦艦だったけれど、ここは宇宙ではなく海上の戦艦である。正直あまり期待していなかったのだが、10分の1スケールの大和の模型はなかなか迫力があったし、他の日本海軍の戦艦や空母の模型も、子供の頃に散々ウォーターラインシリーズを作っていた僕にはとても楽しめた。そういえば、ウォーターラインシリーズって、まだあるんだね。
他にも零戦や紫電改などの戦闘機の模型もあったし、回天まで展示されていて興味深かった。
本来の博物館の目的からは、戦争の犠牲になった乗組員の遺書などが見所なんだと思うのだが、残念ながら達筆すぎて何が書いてあるのかよくわからなかった。本当にきちんと見て欲しいなら、きちんと現代語訳(?)をつけておくべきだろう。
僕が子供の頃は大和の船体は発見されていなかったのだが、1985年ぐらいに探査で発見され、かなりのことがわかっていたようだ。今のようにインターネットが発達した時代ではなかったので、今日までその詳細を知らずにいたのだけれど(もしくは、見聞きしたのに忘れてしまったのかもしれないのだが)、大和は真っ二つになって海底に沈んでいるらしい。この辺りは宇宙戦艦ヤマトとはちょっと異なる様相だった。
入場料500円だし、広島から呉までは快速で30分。ざっと見るだけなら2時間あれば十分なので、広島に行くことがあれば見ておいても損はないと思う。あ、真剣に見れば、半日以上かかると思いますよ。
この角度からだと宇宙戦艦っぽい。