長津田にがんこラーメンができたので食べてきた。
名称:元祖一条流がんこ 長津田店
種類:塩
場所:長津田
注文:塩チャーシュー
評価:8/AAC
2016.5.30.
コメント:麺はやや細めで弱く縮れたもの。歯ごたえ、スープの絡みともに良好。でも、もうちょっと縮れた麺の方がこのスープにはフィットするだろう。
スープは動物と野菜からダシをとった清湯タイプ。がんこの塩は一条さんがイベント的に作っていたものを八代目北沢さんが常設化し、1995年頃から末広町店の看板メニューとなった。当時は鎌倉橋の会社に勤務していたので、滅多にリピートしないタイプのラーメン評論家だったにもかかわらず頻繁に食べに行ったものだが、会社を変わり、狂牛病のトラブルもあって、食べる機会が減っていった。その後も色々な変革はあったようだが、店じまい間際の八代目の塩は大分しその風味が抑えめで尖ったところが少ないラーメンになっていた。この店の塩も同様で、良くある脂で味がぼけたスープになっていない点はとても良いと思うのだが、一方でがんこらしさはちょっと控えめである。
チャーシューは3タイプがトッピングされていたが、その中ではバラ肉のチャーシューが一番良かった。しかし、これまた時代の流れなのか、一番良いバラ肉でも、肉の質はいまいち。八代目のチャーシューもお孫さんができて奥さんが厨房からいなくなった頃から質が落ちてしまったのだけれど。
1995年頃のマイベストラーメンで、雑誌などの連載でも必ず一番上に位置付けてきたがんこの塩なので当然思い入れはあるのだが、おとなしくまとまってしまった感じがする。
話は変わるのだが、5月10日に日本に戻って、この店には三度通ってようやく食べることができた。過去の二度は臨時休業だった。あとで聞けば病気のせいで臨時休業が多い店とのことだったが、それなら不定休にして最新情報はTwitterで、などとすべきである。特に、こんな辺鄙で、臨時休業に出くわした時にプランBが存在しない場所ならなおさらである。都内から田園都市線でやってきて臨時休業だったら目も当てられない。
また、臨時休業時の張り紙が二種、二箇所に分散しているのもいただけない。正面に「本日休業」、横に「今月の臨時休業日は◯日」と書いてあっても、普通は正面を見ただけで帰ってしまう。張り紙を二種類掲示するなら同じ場所に掲示すべきである。がんこの看板を背負っているので味については修行したのだろうが、客商売の基本については修行をしていないのかもしれない。
店名 元祖一条流がんこ 長津田分店
TEL 不明
住所 神奈川県横浜市緑区長津田5-4-33
営業時間 [月〜金]11:00〜15:00 18:00〜21:30 [土]11:00〜20:00
定休日 日・祝日およびスープ不出来の日