2016年09月10日

突撃全米オープン準決勝弾丸ツアー 後編

第一試合に続いて、いよいよ錦織ーワウリンカ戦。どうということもなく選手が入場してきて、なんとなく試合開始。ゲームは第一セットから錦織選手絶好調。ショットが厳しいところにどんどん決まるし、何しろ仕掛けが早い。サーブを打って、リターンが返ってくるとすぐに揺さぶりをかけて、あっというまにポイント。錦織選手というと長いラリーの中で徐々に優位を築いていくスタイルがイメージだったんだけど、ぜんぜん違う。ランキング上位のワウリンカが格下に見えてしまうくらいの出来で、これだと3−0のストレート勝ちじゃないの?と思うほど。決勝戦のチケットは300ドルぐらいからかぁ、などと心配をするぐらい。

ところが、風向きが変わってきたのが第二セットの第三ゲームぐらいから。長いラリーではスライスが攻めにならず、逆に逃げて相手に優位を渡してしまう。らしくないサーブ&ボレーに活路を見出そうとするも、簡単にパスで抜かれてしまう。それと、そこそこ入っていたファーストサーブの決定率がどんどん落ちてきた感じ。あれよあれよと言う間にセカンドセットを落としてしまい、それからは何度か流れをイーブンぐらいまでは引き戻すものの、自分のペースにするまでには至らず。最後の方ではワンサイドゲームと言っても過言ではないほどで、第一セットとは立場が完全に逆転してしまっていた。

やっぱり、世界ランキング3位は伊達じゃない。スキーでも同じように「世界のトップまであと一歩」というところまで詰め寄って、でも、最後の最後で跳ね返されるという場面を何度も見てきているのだけれど、錦織選手も同じ。最後の壁は、本当に高い。今回は準決勝だけど。とはいえ、これで世界ランキングもアップするはずだし、シードが良くなれば、準決勝、決勝までの負担も軽減されるはず。来年の全米オープンが今から楽しみである。その前にも、大きな大会は一杯あるんだけど。

テニスのプロの試合を観戦したのはこれが初めてだったので、スタジアムの様子とか全然わからなかったんだけど、野球よりも面白かった。あと、夜になっても意外なほどに明るくて、写真はいくらでも撮ることができた。スタンド最上段と距離があったにも関わらず、普通にカッコ良く撮ることができた。




大量すぎるので、写真は追記に。

試合後はそれほどの混乱もなく、ロッカーに預けた荷物を回収し、地下鉄で終着の34丁目-ハドソン・ヤード駅まで約45分。メガバスの出発まで約1時間あったので、ジュースを買ったりして時間をつぶした。23:59発のバスでDCへ。なぜか5時間以上かかってユニオンステーションへ。でも、ギリギリで24時間を超えなかったので、追加料金は発生せず。まだ暗い道を車で自宅まで。

お疲れ様でした。































































































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