チェーホフ作の「かもめ」を満島ひかり主演でやっていたので、東京芸術劇場に行ってきた。海外在住のため良いチケットは当然のように入手困難で、6000円で販売されていた見切れ席で鑑賞したのだが、やっぱり席が悪いと全く楽しめない。芸術家の人生を1900年ぐらいのロシアを舞台に描いていて、登場人物たちの細かい心理描写が肝なのに、それが二階席ではちっとも感じることができなかった。ちょっと、箱が大きすぎるのではないか。
3000円でも高かったかな、という印象。でも、客は入ってるんだよね。日本の演劇ファンって、寛容だよね。それは演劇に限らないけど。