土方政人監督。って、知らないけど、誰?テレビ出身かな?
久しぶりに観たJコミックムービー。最初の数分は違和感バリバリだったけれど、すぐに慣れた。
フォーマットについてはそれで良いんだけれど、ストーリー、脚本と演出はイマイチ。会話が主体になり過ぎて、映像が主張していない。まるでラジオドラマみたいで、映像に存在感がない。これは、映画としては致命的である。こうなってしまったのは、監督の力量が不足しているということだ。じゃぁ、映像を凌駕してしまうほどに脚本が良いのかといえば、そんなこともない。テレパスの苦悩が上っ面だけで述べられていて、テレパスとノーマルのすれ違いも上手に表現されていたとは言えない。もうこの監督には映画を撮らせない方が良い。
音楽の使い方もベタだし、役者の演技も今一歩。ラストも、イマドキで表現すれば斜め下への展開。設定だけは良かったのだが、あとは全般的に良くなくて、残念だった。
評価は☆半分。