2016年12月06日

乗るタクシーを選ぶことができない日本社会

ASKAの個人情報問題でこんなつぶやきがあったんだけど、




これを見て思ったのは、個人情報保護法とは全然関係ないんだけれど、日本って、実質的にはほとんどタクシーを選ぶことはできないよな、ということ。夜中の新宿界隈で個タクを探してちょうちんはー、でんでんむしはー、とさまようことはあるけれど、会社名までは選ばない。基本、来た車に乗る。これが田舎になるともっと深刻で、歌志内なんか、今はタクシー会社が一つしかないから、選びようがない。

ところが、米国はUberがあるので、いくらでも運転手を選ぶことができる。車種、運転手、価格、今いるところまでの所要時間などによって好きなタクシーを選ぶことができるので、とても快適である。きちんとITを利用すれば世の中はこんなに便利になる、という見本なのだが、日本の為政者はバカなのでそういう制度設計ができない。どこかの既得権者が「そんな白タクを許可して、事故ったらどうする」とか言い始めると、そうかもしれないなぁ、と納得してしまう飼いならされた社会主義者たちの集団である。

こんな国に明るい将来があるとは思えないのだが、もうちょっとなんとかならんものかね?聞くところによれば、日本ではタクシーだって病院に突っ込んだりしているらしいじゃない。

電気代の値上げだってそうだけど、福島の事故の処理費用を上乗せする会社と、上乗せしない会社から、同じ土俵で好きな方を選べてはじめて自由主義社会なんじゃないの?実質的に選択の余地がない中で「三兆円上乗せします」って、それは東電のバカの責任を強制的に国民に負わせているだけだよね。

タクシーだって、選びたい人がちゃんと選べるのが理想的なんじゃないかなぁ。で、そういうシステムがすでに構築可能なのに、実現できない社会って何なんだろうね?

二ヶ月前にも同じようなことを書いたんだけどね。

参考:日本社会が社会主義社会であることのいくつかの典型的事例
http://buu.blog.jp/archives/51533963.html

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