2017年02月08日

酒器なのか、茶道具なのか

吉村茉莉さんの盃(?)がヤフオクに出ているのだけれど、

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出品者によれば、これは茶道具らしい。茶道には詳しくないのだが、色々なギャラリーや百貨店の展示を見て周っていると、陶磁器の茶道具としては茶碗、水指、振り出し、香合あたりを時々見かける。しかし、茶道具としての盃は見たことがない。もしかしたらこれは盃ではなく茶碗なのかも?と思ったのだが、サイズは最大径8.3センチと小さいし、吉村さんは上絵作家なので、描かれている絵は当然上絵である。茶碗の内部に剥げ落ちやすい上絵をびっしり描いてしまうとも思えない。

また、「ここから流れたんだろうな」と思われるブログ記事があって、

吉村茉莉・盃を買入れました。
http://ameblo.jp/houkan-art/entry-12162231579.html
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記事のタイトルには「盃」と明記されている。

陶磁器は、なぜか茶器だけが高く、粘土の量や描かれている絵のサイズから考えると、同じ作者でもかなり割高になることが多い。茶道具ではないとわかっていてあえて茶道具と記載したのかもしれない。

ちなみに吉村さんの酒器は現在のところ、大きめで4万円、小さめで3万5千円程度。この作品は1、2年前のものと思われ、販売当時の価格で3万〜3万5千円程度と想像する。



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