「君の名は。」を先に観ての鑑賞。これを観ると、「君の名は。」は本作のリメイクといっても良いくらいに共通点がある。それはストーリーや設定ではなく、演出の点である。新海カラーなんだろうけれど、いつもこれをやったらマンネリである。
「君の名は。」の演出と同様、独白満載なところがとても残念である。
アニメらしい、面白い角度からの描写は新鮮。だけど、多用しすぎ。こういうのはここ一番で使ってこそ効果がある。決め球を1イニング目の先頭打者から始めて全ての打者に使ってはダメだ。
車が襲撃されるシーンがショボい。カリオストロの城の冒頭のカーチェイスの方がずっと迫力がある。
でも、10年以上前の作品なので、こんなものだろう。10年かけて随分洗練されたと思う。次の作品が楽しみだ。
☆半分。