日本人の間では、ニューヨークにあるラーメン屋の中では比較的評価の高い店である。
メニューを見る限りかなりバラエティに富んでいる感じだが、今回は豚骨と坦々麺を食べてみた。
まずは豚骨である。
スープは塩味の豚骨白湯タイプ。そこそこきちんとだしが取れていて、上手に味が調整されている。雑味は少なく、当たりとは言えないまでも、不味くはない。このレベルの豚骨スープなら、米国という場所を考えれば納得の質だろう。
麺は細めのストレート。コシがなく、ふにゃふにゃである。「コシ」という概念は米国人には理解し難いところなのかもしれない。スープの絡みは悪くないのだが、柔らかすぎて困ってしまう。
チャーシューは非常に不味い。どうしてこんなところまで真似してしまうのか不思議でならない。
採点すれば1/CBCである。
続いて担々麺である。
豚骨ベースのスープを辛く仕上げたもの。ベースのスープがまともなので、ちゃんと美味しく食べることができる。パクチーが入っているのはこの辺りがタイ料理店が点在している地域だからかもしれない。日本人にはパクチーが苦手な人がそこそこいるので、そういう人にはオススメできない。
麺は豚骨とは違うものを使っていて、標準よりはやや細めの縮れ麺である。豚骨の麺ほど酷くはないけれど、それでも柔らかすぎる。
チャーシューはないので無評価。
採点すれば2/CB-である。
ところでこの店、「サービス料、チップは一切追加されていない」と書いてあるのだが、
請求書にはきちんと追加されている。しかも20%。
Tabata Ramen
557 8th Ave
New York, NY 10018
(212) 465-2418