wowowのドラマが完結した。
全9話がスピーディに展開して好感。ほとんど先が読めてしまうのだが、ところどころで「あれ?」と思う展開があって、そこが良かった。最後の稟議書とか。
こういうドラマだとついつい粗探しをしてしまうのだが、一番「どうなのよ」というところは株式公開の扱いが単に金儲けとして扱われていた点。実社会でもこういうケースは多々あることは否定しないが、この手のドラマで、主人公サイドが株式公開を資金回収の手段として描いていたところはいただけない。株式公開で調達する資金は新規事業の拡張に使われないと、公開時に株を購入する投資家がバカを見る。
とはいえ、向井理と斎藤工の両主人公はなかなか良く描かれていたし、原作を活かした暑苦しい演出も良かった。また、映画では描ききれないであろうやや長めのストーリーを、上手にまとめていたと思う。最近のドラマには、「おんな城主 直虎」を代表に、こういう適切なスピード感に欠けるので、新鮮だった。
結構おすすめ。