2018年05月24日

新しい日本語「安倍」のガイドライン(類語:米倉久邦)

立憲民主党枝野代表が「安倍化」という耳慣れない言葉を使っていたので、新しい日本語「安倍」について解説します。なお、昨日より話題になっている「米倉久邦」についても解説します。

「色々なところで『安倍化』が進んでいる」立憲・枝野氏
https://www.asahi.com/articles/ASL5S5FCDL5SUTFK012.html

安倍

安倍[名・形動]
1 事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。「答弁で―をつく」

2 知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていう時にも用いる。「この―野郎」「立法府の長を自称するとは、お前は―だな」「あんなもの飾りです。―にはそれが分からんのです」

3 社会的な常識にひどく欠けていること。また、その人。「『云々』も読めないなんて、お前は―に違いない」

[補説]似た言葉に『馬鹿』があるが、『馬鹿』は相手に対する思いやり、親しみの気持ちを込めて用いることがある。一方、安倍は単にののしる、否定する、批判する意味で用いられる。


安倍る[動ラ五(四)]
1 嘘をつく。だます。「総理大臣は国会答弁でも平気で―・る」

2 事実を捻じ曲げる。「加計学園の話は聞いてないと―・る」

3 人の所在、事の真相などを故意に覆い隠すこと。「首相官邸への入室記録を―・る」「戦闘記録を―・る」

4 事実でないことを事実のようにこしらえること。でっちあげること。「議事録を―・る」

5 無理に受け入れさせようとする。おしつける。「コーチに責任を―・る」「谷氏に責任を―・る」

6 人を人とも思わない、ずうずうしい態度や言動をする。「国民を―・る答弁だ」

7 はっきりと指示せず、責任を回避する。「日大アメフト部の元監督はすぐに―・ることで有名だった」

8 人を馬鹿にする。「凄く怒っていても、時間が経てば忘れると国民を―・る」


類語
米倉久邦[名・形動]
1 公平な立場と横柄な態度を履き違えること。また、その人。「記者会見での態度は―そのものだ」

2 求められていないのに、自らの意見を述べること。また、その人。「ここで発言するなんて―そのものだ」

3 強制的に他者の発言を終わらせること。また、その人。「監督に質問しているのに、お前は―か?」

4 所属する組織のブランドを著しく毀損させること。また、その人。「日大のブランドは真っ逆さまだよ。お前もそれに一役買っているんだぞ、―」

5 関係ないのに、自分まで入院して行方をくらますこと。また、その人。「監督が入院したら、なぜか司会の―まで入院した」

この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。

安倍る(笑)

爆笑させていただきました。

このまま広辞苑にのせたいくらいですね
Posted by 宇田川 at 2018年05月29日 18:39
さらに項目が増えるようなことがないよう祈るばかりです。
Posted by 元木 at 2018年05月30日 00:29