2018年05月25日

ワシントン・キャピタルズのにわかファンが不思議に思ったこと

昨日はNHLのイースタン・カンファレンス決勝の第7戦があって、我がキャピタルズはパンタに乗り込んで、見事に4−0の完封勝ちを納めた。この試合は序盤の早い段階でエース・オヴェチキンの見事なシュートが決まり、途中危ない場面が数回あったものの、終わってみれば二試合連続の完封勝ちで、終盤は安心して見ていることができた。

それで、他のことにも気をまわす余裕があったのだけれど、不思議だったのは試合中に起きた大喧嘩のことだった。小競り合いがあったキャプスの43番と、ライトニングの55番がペナルティになり、試合に復帰した途端にスティックとグローブを投げ出して殴り合いの喧嘩を始めたのだ。審判はなぜかそれを傍観していて、二人がリンクに倒れこんだ時にようやく上から折り重なって喧嘩を止めた。


43番のウィルソンは血の気が多くて、いつも小競り合いをしている。キャプスはパワープレイでの失点が多いので、もうちょっとおとなしくしていてくれよ、と思うのだが、この試合でもやっぱりである。

喧嘩からひきはがされると、選手のこぶしと顔は血だらけである。当然のように二人は退場となり、控え室へ消えたのだが、なんと、数分ののちに戻ってきて、何事もなかったかのように普通にプレイしていた。「あれ??退場じゃないの???裏で治療していただけ????」と不思議に思っていたのだけれど、試合が終わったら、ウィルソンの紹介に「今日の実績 1アシスト、1ペナルティ、1喧嘩」と書かれていた。喧嘩って実績なの??と思って調べたら、こんな記事を発見。

アイスホッケーでは、なぜ殴り合いが許されるのか? 驚きの「ファイティング」ルールについて
https://victorysportsnews.com/articles/4337/original

ポイントをまとめると、

1 喧嘩もあり
2 喧嘩には、素手でとか、1対1とか、ルールがある
3 喧嘩の後は5分間退場
4 喧嘩は戦術の1つ
5 チームには喧嘩要員がいる

という感じ。なるほど、見ていて疑問に思ったことは全部解決した。

喧嘩まで織り込み済みとは、すごいスポーツである。そして、ウィルソン氏はただの血の気の多い馬鹿ものではなく、エース達を鼓舞する汚れ役だったのね。お疲れ様。