我が家のHoltby隊員は新生児黄疸で入院してしまったが、そんなこととは無関係に、今日はベガスで大一番である。DCの街中も、決戦に向けて機運が高まっている。バスもどこ行きだかわからない。
Holtby隊員が入院したChildren's National Medeical Centerはキャピタル・ワン・アリーナからすぐということもあって、ちょっと様子を観に行くことにした。
とりあえず、記念撮影。
試合まで1時間以上あるのに街はこのありさまである。我が家のHoltby隊員に何かあれば病院から電話がくるので、さすがにここで試合を見るわけにもいかず、帰宅。逆方向の電車に乗る人はほとんどいなかったのだが、皆無でもなく、レッドラインをロックヴィル方面へ乗るCAPSの客もちらほら見かけた。おそらく、あまりに人が多くていやになったのだろう。
試合開始時刻には無事帰宅。
さて、テレビで試合を見ることに。
試合は、第一ピリオドは0−0のスコアレス。第二ピリオドになって1点を取り合い、そのあとキャプテン・オヴェチキンのシュートが決まって勝ち越し。しかし、ここから逆転を許し、2−3で第三ピリオドへ。第三ピリオドでは9分52秒にスミス・ペリーの身体能力を活かした絶妙なゴールで追いつき、そして12分過ぎにはエラーの勝ち越しゴールが決まった。このあともたっぷり時間はあったのだが、44年の歴史がチーム発足1年目のゴールデン・ナイツを押し込んだのだろう。危なげない試合運びで、そのまま勝利した。
その瞬間、ワシントンDCの街はとんでもない大賑わい、だったはずだが、僕は家で平和にその瞬間を迎えた。10年後ぐらいに、Holtby隊員がこのブログを読んで、「私がNICUにいる間に両親は馬鹿騒ぎしていたのか!」と衝撃を受けることがないのは幸いである。
MVPはオヴェチキンになったが、個人的にはHoltbyである。セカンドがオヴェチキンとクズネッツォの2人。あと、オーシーとスミス・ペリーの二人が敢闘賞。
寝る前に、キャピタルズの優勝記念グッズを色々物色して、良さそうなものにチェックを入れておいた。
ワシントンDCにきてわずか3年目で、こんな瞬間に巡り会うことができるとは。それもこれも、日本がすっかり嫌になって、国外脱出のきっかけを与えてくれた安倍晋三のおかげである。安倍晋三は馬鹿で日本にとってはほとんど何の役にも立っていないが、この点についてだけは感謝しておくべきだろう。
安倍晋三、お前が大馬鹿だったおかげで、とても良い経験ができたよ。ありがとう。