クリント・イーストウッド監督・主演のTHE MULEを観てきた。
花を作って地元の名士になっていた主人公だが、やがて仕事がうまくいかなくなり、不動産も差し押さえられ、身寄りもなく、生活が行き詰まる。そんなとき、偶然声をかけられた運び屋の仕事を始め、金回りがとても良くなる。やがて、自分が運んでいるものが麻薬だと気付くのだが・・・という内容。
麻薬の運び屋としての生活を描いているものの、メインのテーマは老いと家族。仕方なしに犯罪に巻き込まれた老人がどうなるのか、最後まで結末が気になる展開である。もちろん、どうなるのかはここには書けないのだが。
ものすごい格闘シーンや、カーチェイスがあるわけでもなく、静かに進んでいく作品だが、最後まで目が離せないところはさすがイーストウッド。
評価は☆2つ。日本語字幕で観たらちょっとアップする可能性あり。