あくまでも、N=1なので、信じるか、信じないかはあなた次第ということでお願いします。
(1)観測できる確度をアップさせたければ、東へ行け
オーロラの予報はこちらで確認可能。
https://en.vedur.is/weather/forecasts/aurora/
オーロラの強度は右にある「Aurora forecast:」で確認。僕が行った時は常時3でした。2でもそこそこきれいに見えて、3なら輝いて見えるレベルらしいです。あとは雲の様子をチェック。雲の高さごとに雲の濃さが表示されて、白い方がクリア。
それで、天気を色々チェックしていたのだけれど、僕が滞在していた限りでは西の方が天気が悪い傾向にあった。あと、アイスランドの西側は都市が多く、空が明るくてオーロラが見にくい。
(2)ツアーは、宿泊のツアーがおすすめ
短いのだと4時間ツアーからあるのだが、レイキャヴィーク周辺でも暗いところまではバスで30分以上かかる。現地でオーロラ観測といっても、ポジショニングも考えなくてはならないし、オーロラの強度も刻々と変化する。2時間程度だと、運が悪ければ強度が強くて雲が少なくても、オーロラが見えないこともあるかもしれない。あと、オーロラが強くなってきたときに「じゃぁ、時間なので帰ります」と言われるのも辛い。宿泊のツアーなら、一晩中観測できる。ただし、東側へはバスで5時間程度かかるので、それなりの覚悟は必要。僕は今回は2デイズのツアーだったので、それなりに疲れた。
なお、ツアーはキャンセルも出るので、天気予報とにらめっこしつつ、完売していても諦めないことが重要。また、悪天候の場合はツアー自体がキャンセルになることもある。実際、僕は予約しておいたひとつのツアーが雨でキャンセルになった。
(3)カメラは長時間露光が可能なものを
僕は今回はニコンのD850、リコーのGR4、オリンパスのTh−4を持って行ったのだが、どのカメラでも撮影可能だった。ただし、三脚は必須。もちろん、レンズが明るければ明るいほど良く撮れる。でも、GRならなんの問題もない。
なお、D850のレンズは広角ズームのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使用した。
あと、設定は明るいところでやっておいた方が良い。僕の場合、D850はマニュアルフォーカスにして、無限遠にした(可能ならピントは動かないように固定すると良いだろう)。シャッター優先にして、2−4秒程度露光、ISOは1250程度に設定。
(4)寒さ対策はそれほどビビらなくても良い
今回は極暖ヒートテックにブロックテック、その上からコートという重装備だったのだが、気温は低くてもマイナス1度ぐらいで、汗をかくくらいだった。服で装備を固めるよりは、カイロを持って行った方が軽くて効果も高そう。
カメラのバッテリーもおのおの3本ずつ持って行ったのだが、これも無駄だった。ただ、iPadやiPhoneは消耗が激しく、残り65%とかなのに突然切れたりするから要注意。僕はD850をiPadで操作していたのだけれど、途中でiPadの電池が切れて、代わりに使ったiPhoneの電池も切れて、リモートでの操作や、写真の確認ができなくなってしまった。
(5)レイキャヴィークでも観測可能
別エントリーで書いたけど、
http://buu.blog.jp/archives/51577631.html
遠出せず、ツアーにも参加しなくても、オーロラを観測できる可能性はある。場所は上記エントリーを参考に。