2019年03月13日

これまでのDCー日本間のフライト(15往復ぐらい?)で最大のトラブル

今回は大物の版画を日本へ持ち帰ることもあり、荷物が多かった。サイズや重量が超過しているものが複数あって、大型トランクを2つ含め、全部で7つの荷物を持ち込んだ。

搭乗手続きの段階で、機内への案内が30分程度遅れるという告知があった。

手続き時には毎回ルフトハンザのラウンジを紹介されるので、今回も最初はルフトハンザのラウンジへ。利用の手続きの時には、30分ではなく15分の遅れで済みそうという説明があった。

11:45に搭乗ゲートに行くと、エコノミーにはかなりの数の行列ができていたが、スターアライアンス・ゴールドには10人ほど。12:15になったあたりで、案内開始が15分遅れると説明があった。

12:30になった時、今度は13:00に搭乗開始の案内。待っていても仕方なさそうなので、そばにあったトルコ航空のラウンジへ。並んでいた他の客も諦めて、行列は一人もいなくなった。

14:15頃、トルコ航空のラウンジへANAの日本人グラウンド・スタッフの人が来て、今日は飛ばないのが濃厚との説明があった。まじか。確定申告に間に合わないかもしれないぞ。

14:25頃、さっきのスタッフが再登場。今日は飛ばないのが決定したと説明あり。翌日の同便か、今日の夜にロス・アンジェルスにユナイテッド便で飛んで、そこからANA便で羽田へ向かうか、二通りの提示。その際、座席は早い者勝ちなので、先に決めないと、選択肢そのものがなくなる旨の説明があった。

特に用事がなければ構わないのだが、僕は今回は14日から仕事で北海道へ行くことが決まっていたので、可及的速やかに日本へ行く必要があった。検討したプランは次の二つ。

乗り継ぎの場合
12日 到着時間不明羽田着、横浜泊
13日 横浜市役所、緑税務署(確定申告)
14日 羽田発北海道

順延便の場合
13日 成田着 成田泊
14日 成田発北海道
(確定申告不能)


トルコ航空のラウンジの入り口では、DCで一泊してビジネスで成田へ向かうとか、DCで二泊してビジネスで成田へ向かうとか、交渉をしている。時間に余裕があると、色々優遇してもらえて羨ましい。僕もビジネスで帰りたい。ダメだけど。

元々の予約はプレミアム・エコノミーだったのだが、今ならロスからもプレミアム・エコノミーが確保できるというので、手荷物が多くて乗り換えは面倒だったけれど、ロス経由を選択。

ANAのスタッフからは座席が確保できたことと、出発が19:22になること、出発ゲートは今のところCゲートだが、良く変更になるから確定ではないこと、出発の一時間前ぐらいに出発ゲートに行ってくれと説明があった。

遅延によって、日本で宿泊のホテルはキャンセルを余儀なくされたが、領収書を送れば保障されると説明があった。

その後、18:30まで、誰も説明に来なかったので、トルコ航空のラウンジを出て、ロス行きのユナイテッド便の出発ゲートを確認した。出発ゲートに変更はなかったので、BゲートからCゲートへ移動した。所要時間は10分程度だった。

18:40ごろにユナイテッドのラウンジへ行くと、すでにボーディングと表示されていたので、トイレに行ってから出発ゲートへ。搭乗券を持っていないので、係りの人に質問すると、予約が入っていないと言われた。え?

困っていると、係りの人がANAのカウンターへ連絡してくれて、「早くチケット持ってこい」と電話で言っている。その際、搭乗は15分前で締め切りとも言っていた。時計を見ると、19:00。あと7分しかない。間に合うのか?

すると、係りの人はANAの人と電話をしながら、カウンターで手続き開始。その場でDCーロスのチケットと、ロスー羽田のチケットが発券された。そのチケットを見ると、両方ともエコノミーの座席である。それじゃぁ話が違う。それなら一泊してビジネスの方が良かった。

ということで、電話を代わってもらい、話がおかしいと伝えた。ユナイテッドの係りの人がもう出発だから走れと言っている。仕方ないので、電話で、座席はきちんと変更しておいて欲しいと伝えて、電話を切り、機内へ。

機内の座席はすでに座っている人がいた。しかし、それほど混雑していたわけでもなく、空いていた座席に着席。しかし、こんなドタバタで預けた荷物がロストしないのか、心配になった。

ロス到着。乗り換え便の出発ゲートを聞くと、到着したゲートから徒歩で35分のターミナルBとのこと。荷物重い。ここを利用している客はみんな「乗り換えは徒歩で35分だから頑張れ」と言われて素直に従っているのだろうか?

ターミナルBに到着したので、そのままスター・アライアンスのデスクに直行して、チケットについて問い合わせた。僕のチケットは取れてなくて、今頃取ったらしい。もちろん、プレミアム・エコノミーではない。荷物についても問い合わせると、荷物はロスに届いているらしい。不思議だ。

デスクでANAの担当者と電話。ワシントンDCから一切の引き継ぎがなく、ロスでは対応不能とのこと。尻拭いさせられる立場はわかるけど、はい、そうですか、という話でもない。ANAの不手際で、なんで座席のグレードがダウンするんだ。

0:10、ロスのスーパーバイザーがラウンジに来て、プレミアム・エコノミーが確保できたとのこと。それなら文句はない。やれやれ。

無事、プレミアム・エコノミーで羽田へ。成田ではなく、羽田である。

羽田到着。なかなか荷物が出てこない。係りのお姉さんが荷物ロストの可能性者のリストを持っていたので、確認するとしっかりリストアップされていた。やっぱり。ロスのカウンターの人は嘘をついていたと確信した。

全日空のお姉さん、「ロストしても、90%ぐらいは出てくる」とのこと。10%も出てこないのか!

手荷物が全部失われたので着るものがないというと、5000円くれた。特に口止めされなかったので、ここに書いちゃう。

横浜のホテルのキャンセル料についても、領収書を送れば補填すると説明あり。これも口止めはなし。

(荷物は数日後に届いた)