2019年09月04日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

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クエンティン・タランティーノ監督によるブラック・コメディ。

ちょっと長めの映画は大きな山場もなく、ただ少しずつ緊張感を大きくしながら進んでいく。古くからの映画ファンならわかるネタが満載だけど、最近の若い人にはちんぷんかんぷんであろう伏線がはられて、徐々にクライマックスへとなだれ込む。ここからが、すごい。今まで我慢してきた退屈さを一気に解消させてくれる。爆笑につぐ爆笑。妙に高めていった緊張はこのためだったのか。

終わってみれば、満足してにやにやしながら劇場を出て行くことになる。タランティーノはやっぱりすごい。

ところで、タランティーノは10本の映画を撮影したら映画監督から引退すると表明している。これが9本目。次が最後になるのかもしれない。

評価は☆2つ。