多分今日から公開のフォードvsフェラーリを観てきた。
この作品の売りはマット・デイモンとクリスチャン・ベイルの二大俳優共演。実際、二人でかなり見せる。おかげでちょっと長めの映画なのに、途中で飽きることがない。
レースの場面の迫力も素晴らしい。
クリスチャンが演じるケンのことは知らなかったけれど、魅力的な人物に描かれていたと思う。
ふたつ残念だったことがあって、ひとつは、フォードの幹部が必要以上に悪く描かれていたように見えること。ラストのル・マンでの順位については、ウィキペディアによれば、フォードは運営に抗議していたようで、映画の描かれ方とは随分違う。映画の方が事実なら、ウィキを修正すべきだろう。
もうひとつは、エンジニアリングについての描写がほとんどなかったこと。ケンが開発の重要な役割を果たしていたことは十分に伝わってきたのだが、それだけでマシンが仕上がるはずもない。もう少し「チーム」としての活躍を描いても良かったと思う。
とはいえ、面白かった。評価は☆2つ半。