第二次世界大戦末期のドイツを舞台に、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で軍人教育を受けている10歳のジョジョと、ジョジョの母親に匿われている14歳のユダヤ人少女エルサの交流を描いた映画。
書いてある文字はドイツ語なのに喋っている言葉はちょっとアクセントのおかしな英語、それを日本語の字幕で観るというちょっと気持ちの悪い状態だったけれど、それを除けばなかなか楽しい映画だった。カット割りが僕の好みではなかったけれど、十分楽しめた。
説明を省いてストーリーが展開していくので、盲導犬に連れて行かれるような日本映画に慣れていると、「あれ?誰?」「え?どうしたの?」と困惑することが時々あるかもしれない。そういう意味では若干不親切。でも、このぐらいの語らなさ具合の方が、頭を使えて楽しい。
評価は☆2つ半。かなり好印象。