2020年12月25日

ワンダーウーマン 1984

冒頭の、子供の頃の場面からすでに退屈。能力が異常に高いのはともかく、力学をあまりにも無視してしまうと興醒め。

旧作のストーリーはすでに忘れてしまったけれど、それでも「こういうことかな」と想像できる脚本はまぁまぁ。でも、ストーリーはとても退屈で眠くなる。音楽が鳴りっぱなしなのは米国映画のいつもの奴だけれど、この音楽だけで引っ張り続けるだけのパワーはない。

キーになるお宝があるのだが、そのお宝の設定も曖昧。お宝の作用・反作用がある程度決められているものの、厳密さに欠けるので、どうにも腑に落ちない。トランプに似せた悪役も魅力に欠けていて、対決も盛り上がりに欠ける。

あと、事件に巻き込まれた重要な登場人物は、別に大きな非がないのに酷い目にあっていて気の毒。

米国の凄いところは、こういうダメな映画にも莫大な予算を注ぎ込めるところ。こんな映画で採算取れるのかな?

評価は⭐︎半分。