監獄島アルカトラズを舞台にしたテロリストとFBI、海軍の攻防戦。
海兵隊の英雄が、使い捨てにされた部下たちの仇を討とうとしてテロを企てるという、その後にどこかでパクられたようなストーリー。話はそれほど悪くないし、脚本も悪くないと思うのだが、設定が色々甘い感じ。閉鎖空間でそんな大爆発が起きたら酸欠で死んじゃうんじゃないの、とか、そんな猛毒なのになんでみんな平気なの、とか、アルカトラズがそんな杜撰なわけないだろ、とか。
そういう細かいところで手を抜いているのに、ほとんど常時勇ましい音楽で盛り立てるので、小学校の運動会の、低学年の徒競走を観ているような気持ちになってくる。ただ、そこはハリウッド、カーチェイスはえらくアングルに凝っていてなかなか楽しかった。
大味でいかにもハリウッド映画という感じ。見所はカーチェイスだけで、評価は☆半分。