2021年09月01日

木下喬弘のような党派性の高い人物が発する情報の有害性

まず最初に知っておかなくてはならないことは、木下喬弘という医者が自民党支持、政府支持の党派性をもった人物であるということだ。これまでも木下は政権を擁護する立場から偏った情報発信を続けてきている。

さて、今回もそういう偏った主張をツイッターで展開していたので、木下の一連のつぶやきを読んで「そうなんだー」と思ってしまった人たちに向けて注意を促しておく。

今回、木下が問題とした朝日新聞の記事がこちらである。

接種後に30歳息子が死亡、涙ぐむ父 因果関係は不明
https://www.asahi.com/articles/ASP805TR7P80PITB006.html

新聞記事は後日リンク切れを起こすことがよくあるので、木下が問題視するあたりを引用しておく。
父親は、使用見合わせとなったワクチンのロット番号が長男のものと同じと知り、「信じられなかった」という。「死因はワクチン以外考えられない。なぜ異物なんかが混じっていたのか。国は対処が遅すぎる」。ワクチンは必要だと考えるが、「安全が伴っていないと何の意味もない。息子は亡くなる必要がなかった。同じように亡くなる人が出ないように国は調査を急いでほしい」と訴える。厚労省は死亡と接種の因果関係は不明とし、専門家による分析を進めるとしている。


この記事に対して木下は偉そうに「有害」「考え直していただく必要がある」と述べている。

以下、木下のコメントを見ていこう。
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専門家が調査中だから当事者の意見を報道してはいけないということになれば、裁判で判決が出るまでは被害者が意見を述べていることについて報道してはいけないということになる。例えば池袋の交通事故のこれなんかも、

遺族「加害者を心から軽蔑します」〜池袋暴走事故
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c1b3b1977bfba482cf662a5f15b3efa9d6e165d

専門家(裁判官)が精査している最中なので被害者家族の意見は紹介してはならないということになる。木下はワクチンの接種を推進したいがために、こういうネガティブ情報を社会から一掃したいと考えている危険人物だということがわかる。

こちらは木下とつるんで政権寄りの情報発信を続けている峰宗太郎のつぶやきだが、
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このところTwitterで見かける医者には、こういう「俺の考えは絶対的に正しいので、愚民どもは黙って俺の言う通りにしていれば良い」といったマインドのクソが多い印象を受ける。

さて、次。
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自分で情報不足と白状している。情報不足なのだから、「考えにくい」というのは木下の偏った意見にすぎない。

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これも同じ。考えにくいだけで、考えられないわけではない。木下の思考は最初からワクチン接種推進という偏ったものなので、全ての結論がそちら側に引っ張られる。

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これも同じ。「気づかなかったのかも知れません」が全て。接種したものに異物混入がなかったのかを調べる以外にない。

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こうなってくると、政治的偏重というよりは馬鹿。「容易に完全犯罪が成立」するのは、投与したあと数日以内に”確実に”心停止するような薬剤だった場合である。100万人に投与したら一人ぐらいは突然死するかも、という薬剤では使い物にならない。こういうのを詭弁(誤っていることを正しいと思わせるように仕向けた議論)という。木下の詭弁を読んで「なるほど」と思ってしまった人は注意が必要だ。

それから、同じバイアルを接種した人に異変がないのは別におかしくもなんともない。今までワクチンを接種した人に生じた副反応をみても、何もない人もいれば発熱した人もいて、反応は有無や軽重を含めて人それぞれである。

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「到底思えません」は個人の感想。特にそれが政権擁護に偏っている人物の感想であれば、信用する価値は低いと言わざるを得ない。

接種を止めるリスクの方が大きいという判断は、飲み会でクラスターを発生させるようなダメ役所(厚労省)としては頑張った判断だと思うけれど、情報統制を容認するような話ではない。

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朝日新聞の記事はあくまでもワクチンを接種して数日後に突然死した人の家族の感想を掲載しただけ。感想を述べた人は科学者でないのだから、科学的根拠に欠けるのは当然である。木下も科学者ではないので、個人の感想で反論するのは勝手だが、記事の掲載の是非について言及するのは先の峰宗太郎と似た考え方で、朝日新聞よりもずっと危険な思想である。

#別に朝日新聞の今回の記事は有害でもなければ危険でもない。

科学者はあくまでもデータを集めて、科学的に判断し、自分の主張を論文にすれば良い。

木下や峰は党派性の高い人物たちで、発信する情報は政権擁護のバイアスがかかっていることは知っておくべきである。