上映前の予告編を含めると3時間になる長編。おかげで、途中でトイレに行く人が続出。ひどい人はオープニングのタイトル曲の最中に行っていた。長いってわかっているのだからちゃんと準備しておこう。
僕がリアルタイムで観た007はロジャー・ムーアから。ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンと続いて、今がダニエル・クレイグだが、僕はダニエルの007が一番しっくりくる。ダニエルの007とトム・クルーズのイーサン・ハントはずっと続いて欲しいハマり役だと思うのだが、残念ながらダニエルはこれが最後らしい。
しかし、どうなのか。本作の終わり方は、ダニエルで続編が作られないとファンが納得しないものだったと思う。少なくとも、僕は「これはないだろ」と感じた。エンドロールが流れ終わっても、照明が明るくなるまで「まだ何かあるのではないか」と期待していた。
舞台はイタリア、キューバ、そして日本の北方領土。本作は日本の風味があちこちで感じられる演出になっていた。
キューバ・パートに出てくるCIAエージェント・パロマが良い味を出していた。
公開初日なのでこれ以上は内緒。
ところで、no time to dieってどういうニュアンスだろう。直訳すれば「死んでる場合じゃない」あるいは「死ぬ時間すらない」だと思うけれど、ナッチはなんて字幕をつけていたかな。「死ぬ時ではない」ぐらいだったような?なんか、違和感のある訳だった気がする。「死ぬ時ではない」なら、not the time to dieあたりになりそうな気もするんだけど、ネイティブの意見を聞いてみたい。
評価は☆2つ。