2021年10月18日

DUNE デューン 砂の惑星

Arrival、ブレードランナー2049と立て続けに傑作を撮ったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作。

何度も映像化された作品なので、ストーリー的には新しいところは少ない。ただ、画面の作り方はさすがヴィルヌーヴである。重厚なストーリーを見事に映像化していた。

「この砂漠の星ってタトゥイーンじゃない?」「この怪物はナウシカの王蟲では?」などという意見が聞かれそうだが、原作はスターウォーズより前。タトゥイーンが真似である。のちのSF作品に大きな影響を与えた本作だが、今となっては「この設定はどうなの?」と思ってしまうところも散見される。でも、そういった「?」はそのままに、かなり原作に忠実に映画化されていたと思う。本を読んで想像していたものを映像として鑑賞できるのは楽しい体験である。

ただ、物語はちょうど中間地点。後編がいつ完成することやら。

評価は☆2つ。