ホームシリーズ三部作の完結編。完結編と言っても、それほど大きな区切りができたわけでもなく、この辺はサム・ライミ版と同じ。
ちょっと面白いのは、サム版、アメイジング版、ホーム版の合計過去7作を全て引き受ける形のストーリー。加えてアベンジャーズからドクター・ストレンジが出てきていて、この辺はマーベル・シネマティック・ユニバースの作品ならでは。でも、正直、シネマティック・ユニバースの入り組んだ作品展開は好きではない。マーベルとしては過去作を売るのには便利なのだろう。ウルトラマンや仮面ライダーのシリーズでも過去の作品のヒーローが出てくるとワクワクしたものなので、こういうのが好きな人もいるのだと思う。
ネタバレになるので書かないけれど、この作品独自の敵役についても不満が残る。
ホーム版はなんと言ってもMJが魅力的で、本作でもその魅力は発揮されていた。知名度で言えばサム版のダンスト、アメイジング版のエマより数段下だと思うのだが、彼女が一番良いと思う。
スパイダーマンシリーズ独特のスイングシーンは映画館でこそ楽しめると思うので、映画館での鑑賞を推奨。ただし、スパイダーマンシリーズの過去作やアベンジャーズ関連の映画を復習しておかないと、十分に楽しむことはできない。
公開直後なのでネタバレはなるべく避けたいのだが、僕としてはラストはちょっと残念。評価は⭐︎2つ半。